テロップについて

query_builder 2023/08/11

音が出せない環境下で、動画を視聴する人が増えているという

最近の状況もあってか、

フルテロップの需要は、以前よりも増しているようにも思います。


音が出せたとしても、聞き取りにくい話し方や、

専門用語が多い場合などは特に、

前後のつながりも含めて、文字で表記されていたほうが、

より理解度は上がり、伝わりやすくなります。


映像制作の工程で、テロップ(字幕)は、

編集者が喋りを聞きながら、

キーボードで打ち込むという作業でした。

当然のことながら、動画の長さに比例して作業量は増えていきます。

全体の中でも、時間が必要な工程になります。


近年動画編集ソフトウェアのめざましい進化で、

ある程度は自動で、文字起こしも可能になってきてはいますが、

それでも最終的には人がチェックして、

誤字脱字など、おかしなところは修正し、

読みやすくまとめていく作業は不可欠です。


中でも、いわゆる「ケバ取り」と呼ばれる、

不要な言葉を省き、文章を簡潔にまとめる工程は、かなり重要です。


どんな話し手でも、その人特有の一定の話し方のクセがあります。

完成された原稿を読むのでなければ、

喋りの上手い人でも苦手な人でも、それぞれクセはあります。


それは頭の中で言葉を選んだり、どう話そうかと考えている時に出やすく、

無意識に独り言を言ったりすることもあります。


撮影した映像素材をカットしていく段階で、

言い間違いや、間が空きすぎている部分、語尾を伸ばしたり、

話し始めの「あー」「えー」などは、一緒にカットしてしまうのですが、


カットし切れないところにある「意味を持たない言葉」を外していきます。

例えば、その人の口癖である、「なんか」「みたいな」などを

「ケバ取り」の工程で、素起こしの状態から外していき、

読みやすいテロップとしてまとめていきます。


どの程度、その人らしさをテロップの中に残していくかは、

制作するコンテンツのタイプや、その目的にもよりますが、

読みやすく伝わりやすいテロップが、

話し手が「伝えたい」と思う気持ちの助けになればと思いつつ、

日々制作しています。

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港北動画工房

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